2011年5月6日金曜日

東北訪問記③

東北訪問2日目

2日目は、当日でも参加することができるボランティアをよっちゃんが見つけてくれて、そこに向かった。

向かった先は南相馬市災害ボランティアセンター。

9時集合に間に合わず少し遅れて到着すると、既に午前中のボランティアは定員人数を上回っており、昼まで待機することに。

おそらく、ボランティアでできる仕事はたくさんあるが、地域の連帯にも限界があり、ボランティアを運営する側が手に負えない状態であるのだろうと思う。
さらに自分たちのように単身で短期間のボランティアを扱うのは難しいのだと思う。

結局、ボランティアに参加できたのは午後から河原の瓦礫撤去作業で、実質作業に取りかかれたのは2、3時間だけであった。

河原にも津波が逆流してきた形跡がはっきりと残っており、流木や建物の柱、家のドアなど大きな物から、服や毛布やタイヤなどもあり、そこに大量の藁が覆いかぶさっていた。ひたすら瓦礫を拾い、藁をかき集めているとあっという間に時間が経った。

休憩時間のとき区役所の運営局のおばちゃんらしき人が車で見回りをしており、目の前を横切るとき、元気に大きな声で、
「ありがとねー!ありがとねー!」
とかけてくれた。その声はまったく沈んでる様子もなく、近所の河原掃除を手伝う子供に元気に声かけるような感じで、それが逆に嬉しかった。

きれいになった河原を見て達成感に浸るも、その先にはまだ何も手を付けられていない荒れ果てた光景が延々と続いていた。これからもまだまだ多くの人手と時間が必要であると実感した。2、3時間だけだったが、ボランティアにも参加してわかったこともいっぱいあった。

2日間を通し、さまざまなことを知ることができた。本当に来てよかったと思う。
今回の訪問で実感したのは「頑張れ」という気持ちが「頑張ろう」に変わったことである。
気持ちの持ちように過ぎないが、大きなことだと思う。
これからこの経験をもとに自分にできることも継続していこうと思う。
そして、自分の感じたことを関西でも伝えていけたらと思う。
それが被災地の人たちのためになるかはわからないが、少しでも多くの人がこの震災を自分の中に感じ「頑張れ」が「頑張ろう」になるよう変えていけたら良いと思う。














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