2011年5月5日木曜日

東北訪問記②

この東北訪問の日程

1日目 現地を自分の目で見る。
2日目 ボランティアに参加する。

東北訪問1日目

まずは、午前中仙台市内を視察して、その後広瀬の知り合いを訪問した。

仙台市内は所々ひびの入ったビルやネットのかけられたビルがあったが
いたって普通の光景で、活気にあふれていた。
余震も落ち着いてきて、すでに復興へ向けて歩み始めている活力みたいなものを感じた。

訪問した広瀬の知り合いの方は、暖かく迎え入れてくれた。
少しの時間だったが、震災直後から今までの状況を聞くことができた。













そして、午後はそのまま仙台の沿岸部に向かい、仙台港から名取市、仙台空港、亘理町と南下し、宿泊先の福島市に行った。

沿岸部に進むにつれ、メディアでしか見ていなかった凄まじい光景をこの目で見るのに不安と緊張が大きくなっていった。

そして、その光景が目に入ってきた。

圧倒された。

言葉にならない。

心の奥の方がズシンと重くなる。

車を降りると臭いが漂い、凄まじい光景と人気の無い静寂で異様な雰囲気の中、カメラを持ってひたすら歩いた。

沿岸部の家は基盤だけを残しすべて流され、誰かが使っていたであろう服や食器、椅子、本といった生活用品が散乱し、一画には重機で整理された瓦礫が山のように積んであった。場所によってはまだ整理すらされていない地域もあった。そんな光景が360度何キロも続いていた。
また、少し沿岸部から離れると田んぼに車や船が散乱し、一階をえぐられたような家が立ち並んでいた。違う場所では防波堤が破壊され、陸側になぎ倒されていた。

メディアでいろんな映像を見たが
やはり五感で感じるその光景は何もかもが違った。
ここに来て初めてこの震災を自分の中で感じることができた。


























福島市ではお金を使おうという名目(言い訳)で
旅館に宿泊し、地元の居酒屋に行き、夜の街も徘徊したが、そこでも仙台市と同じように街は元気で、逆に沈んでいた自分を元気づけてくれた。
居酒屋では、その日感じたことを話し合いながらも昔話で爆笑し、一緒に行ったやつらにも元気づけられた。このメンバーで来れてよかったなとも思った。




そんな感じで一日目は終了した。

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